子供がいじめられているのではないか?

最近、顔色がとても悪いので心配…

親として、その気持ちは非常によく分かります。一方で、私自身、いじめの経験もあり、現在はいじめの解決をサポートする立場として、ケースバイケースですが、ほとんどの場合は親は安易に介入するべきではないと考えています。

安易に介入すると帰っていじめをエスカレートさせてしまいますので、適切なタイミングで適切な介入をするべきです。

今回はどのような場合に介入するべきか?また介入しない場合はどのような対応を取れば良いのかについてお話しします。

1.子供のいじめに親が介入するべきか?

まずそもそも論として、子供のいじめに対してあなたは親として介入するべきか、そうでないかについてです。
これは2つのケースに分けることができますが、基本的には子供の意思を尊重することです。

1-1.子供が親に介入して欲しいと思っている

まず親が介入するべきケースは、「子供が親にいじめの仲裁に介入して欲しいと思っている」という場合です。私の経験を基にすると、子供が親に直接いじめられていると訴えるほど危機的な状況はないと考えています。

基本的に子供は親には何も言えません。もしくは言いたくないと考えています。その中で、わざわざ伝えてくるということはそれだけ緊迫した状況に陥っているからなのです。

この場合は、学校にまず相談する必要がありますし、私のようないじめ解決を専門としている人に早急に相談する必要があります。

相談先についてはこちらの記事の後半で紹介しています。

いじめ解決はプロの相談窓口におまかせ!必ずいじめから解放されます。

1-2.親は子供のいじめに介入しない

一方で、先ほどとは異なり、子供から特に何も言われないが、あなた自身はいじめられていると知っているもしくはいじめられているのでは?と感じている場合は、基本的に親が介入するべきではありません。

基本的にとお伝えしているのでは、本当に何も親に伝えずに自殺までしてしまうケースもあるためです。もちろん、お子様の状況により異なりますが、まだ子供から何もアクションがない場合のほとんどは、親が介入するほどのいじめではないということです。

まず冒頭にお伝えした親に介入してほしいと思っている場合は参考にお伝えした記事にて紹介している各種いじめ解決専門家への相談をまず行なってください。非常に緊迫した状況ですので、このようなブログで解決するべきではありません。

一方で2つ目にお伝えした親がまだ介入するべきではないケースについては、あなたの対応によって今後の戦況が変わりますので、どのように対応していくべきかについてこの記事にてお伝えします。

2.親に介入してほしくないと思っているケース

まずはそもそもなぜ親に介入してほしいと思っていないのかについて、私が実際にいじめられていた時の体験や、これまで携わってきたいじめ解決の事例からお伝えします。

2-1.いじめられていると親に言えない

親には到底、いじめられているとは言えないのが子供の実情です。私自身も、中学校の部活内でいじめられていましたが、口が裂けても親にいじめられているとは言いませんでした。小学校からの幼馴染で家も近所の子からもいじめられていましたので、親の交流もありますし、子供の仲が悪いとは言えませんでした。

このように親が子供同士は仲が良いものだろうと思っている場合、子供はその正反対である事実を伝えることができません。

またそもそもの考えとして、親に相談するという選択肢は子供にはありません。実際にいじめられた経験がある方は理解できると思いますが、物理的にいじめからいかに避けるかということしか考えておらず、誰かに相談していじめを解決するという考え方はありません。

また、相談することそのものが誰かから怒られたり批判されたりするのではないかという怖さから、行政のいじめ相談室でさえも相談できないのが実情です。

2-2.親が介入して、いじめがエスカレートする

先ほどお伝えしたいじめを相談できない理由としては、いじめを受けている子供の考え方です。しかし、それよりも大きな影響を与えているのが、いじめ加害者からの影響です。

親のあなたからすると、「え?そんなこと?」と思うかもしれませんが、多くのいじめを受けている子供は、いじめ加害者から「親には絶対言うなよ」と口酸っぱく言われています。

たった一言です。別に無視すれば良いのでは?と思うかもしれません。しかし、そう単純な話でもないのです。

仮にあなたのお子様があなたにいじめられていると相談したとするでしょう。そしてあなたが学校に相談して、先生からいじめ加害者に対して注意をしたとしましょう。その場ではもちろんいじめ加害者は謝ります。私をいじめてきていた子供たちも同じでした。

しかしその後、「お前、親とか先生にチクっただろ!」と言われて、二度と誰かに相談しないようにさらにひどいいじめを受けます。いじめを受けている子供からすると、いかにいじめを受けないようにするかを考えるので、誰にも相談しないという行動を取るのです。

ですから、子供は親にいじめを相談しないですし、親がいじめに介入していじめがエスカレートすることを恐れているのです。

子供が親に相談しない理由について詳しい内容はこちらで紹介しています。

子供が親にいじめを相談できない3つの理由とは?

3.親はいじめに介入せずにどう対応するべき?

このように子供は親にいじめのことを伝えたがりません。そのような子供に無理やりいじめについて聞いても良いことはありません。しかしながら、親が子供のためにできることはたくさんあります。

ここではあなたがいじめられているお子様のために何ができるのかということについてお話しします。

3-1.いじめを考えなくて良い環境を作る

私が中学生だった時、両親が気遣ってくれて最も嬉しかったことが「いじめを考えなくて良い場所」を作ってくれたことでした。学校にいる時は常に周りを観察して、誰がいじめてきそうなのかということを常に気にしています。

学校では常に精神を酷使し、緊張状態に置かれている一方で、帰宅すれば誰からも何も言われずに安心することができるのです。もし仮に、家に帰ってもいじめについて聞かれ続けていれば、私の居場所は無くなっていたでしょう。

ですから、いじめについて何も考える必要のない環境と対応をする必要があるのです。

具体的にはいじめについて深く聞かず、学校での楽しかった話や、週末のお出かけの話など、楽しいことを中心に話すことを心がけてみてください。

3-2.ポジティブな発言をする

いじめを受けやすい子供たちとその親には一定の特徴があります。過去に様々なお子様や親御様と話す中で気づいたことですが、自己肯定感が一般の方と比べても極めて低いです。

自己肯定感が低いとどうなるのかというと、「自分なんていじめられる人なんだ」という認識になってしまいます。そして、軸がしっかりしていないため、弱々しいと見られてさらにいじめられてしまうという負のスパイラルに陥ってしまいます。

そこで、家庭で気をつけるべきこととして、常に笑顔とポジティブさを忘れないことで、あなたも含め、お子様までも自己肯定感をあげることにつながります。

家での雰囲気が悪いと、子供の居心地の悪さにもつながり、結果的にお子様にとって安心できる場所がなくなってしまうのです。

3-3.学校と協力関係を作る

いじめを受けている可能性があるにも関わらず、何も情報がないということも心配です。そのような場合は、学校の担任の先生に相談しておくというのも一つの手です。

しかし、その場合は絶対にお子様に口外ししてもらわないように先生に約束することと、何かいじめを受けていないかどうかの情報提供のみにとどめてもらうことが重要です。

決してお子様の知らないところで何かをするという行動は控えていただく必要があります。例えばあなたがいじめを受けていていると考えてみてください。あなたの友人が勝手にそのいじめを解決するためにあなたの了承も得ずに、周りの人を巻き込んで解決しようと動いているのです。

このような状況を作らないために、あなたは解決のために動くのではなく、情報を得るためだけに先生と協力関係を築くことをおすすめします。

4.まとめ

基本的に子供から何も言われない場合、いじめについて積極的に関与するべきではありません。その代わり、子供が家で安心して過ごす事ができる場所を提供する事が非常に重要です。

まとめ

  • いじめを考えなくて良い環境を作る
  • ポジティブな発言をするように気をつける
  • 心配であれば先生から情報提供を受ける

これにより、あなたも安心しつつ、子供にとっても最高の環境を作る事ができます。