「子供が学校でいじめられているらしい」

まず初めにあなたが気になることは「息子、娘は大丈夫だろうか?」ということでしょう。そのあとにどれくらい、どのようないじめを受けているのだろうか?という疑問が生じてくると思います。

これらの疑問に答えてくれる人は一般的に学校の先生でしょう。学校でいじめられているのであれば、当然のことながら学校の先生は知っているだろうという考えに行き着きます。しかし最近のニュースを見ればわかる通り、学校に対策を打ってもらおうと相談しても、あまり良い結果にはなっていないようです。

ニュースで取り上げられる事例は一番対応の悪い学校ですから、物事を一面からしか捉えていません。しかし、一般的な学校でも同じように対応の悪い学校に遭遇する可能性は非常に高いです。そのような学校に遭遇した場合「学校が悪い」と思いがちです。しかし実際には相談の仕方のコツをつかむだけで、すぐに対応してくれるようになることも稀ではありません。

今回は、「学校の先生が今すぐにでもいじめに対応したくなるような相談の仕方」についてお話ししていきたいと思います。



1.第一印象で決まる

1.なぜ第一印象が重要なのか

初めての人とのお食事会に出席する時には身なりをただします。それは相手に「あ、この人はきちんとしているな!」というように良い印象を持ってもらうためのものです。

身なりがきちんとしていて、笑顔が多い人は「この人となら何時間でも話せれるな」などと、良い印象を持たれやすい傾向があります。

一方で、ボロボロの服に、白のシューズが汚れて真っ黒になった靴を履いている人と初めて会うと、「この人大丈夫かな?」と思うでしょう。それは見た目から判断しているからです。

「人は見た目が9割」と言われています。この根拠は「メラビアンの法則」というものから来ています。メラビアンの法則では、初対面の人を判断する時に93%は表情や声のトーン、残りの7%がその人が話している内容によって第一印象を判断していると言われています。

2.第一印象がよければ親密になる

先生も1人の人間です。友達もいれば家族もいます。話している言語もあなたと何一つ変わりません。先生はロボットではありませんからあなたと同じように感情があります。

最初、先生からの印象が良ければ、あなたの話しているもしくは相談している内容の信憑性は格段に上がります。さらに親密度が高まるので「この子ならなんとかして助けてあげたい」と思ってもらえるようになります。

先生がよくしようとしてくれるのには「あなたの印象が良いから」という最もな理由があります。あなたの印象を良くするには第一印象を良くすることが必要不可欠です。

3.第一印象をよくする方法

あなたは何を見て第一印象を決めますか?この問いの答えを気をつけると、あなたの第一印象は驚くほど変わります。

例えば、

・ゆっくり話す

・笑顔を増やす

・靴を磨く

・身だしなみを整える

といったものです。

これらは具体例のほんの一部でしかありません。他にもあなたが思いつくことはたくさんあるでしょう。それらをきちんとすることで、あなたは「良い人、もっと関わってみたい」と思われる人となります。

2.モンスターペアレント扱いされる

1.モンスターペアレントとは

モンスターペアレントとは教師の目線から見た言葉です。普段から学校によく顔を出して、よく言えば学校のことをよく知っている保護者です。しかし子供に対して甘やかしすぎるがゆえに、学校に対して感情的なクレーム、苦情を言ってきます。

先生はこのモンスターペアレントの対応に非常に頭を悩ませています。何を言っても自分の言い分を通そうとしたり、聞く耳を持ってくれなかったりと、一般的な保護者とは異なった対応を取らなくてはならないからです。ですからモンスターペアレントは非常に厄介と思われています。

2.あなたもモンスターペアレントになりかねない

先ほど、「自分の意見しか通さない」などの保護者がモンスターペアレントだとお話ししました。そうであればあなたは、「自分は大丈夫、そのような保護者とは違う一般的な保護者だ」と考えるでしょう。過去にあまり学校に苦情を言ったり干渉したりした経験がなければ、一般的な保護者であるに違いないです。

しかし、いじめやその対応について学校の先生に相談する際に、その言い方によってはモンスターペアレント扱いされる可能性は十分にあります。日頃からモンスターペアレントに悩まされている先生ですから、正当な意見も過剰に受け取ることもあります。

3.モンスターペアレントには協力的ではない

あなたに「モンスターペアレント」というレッテルが貼られて何が困るかというと、モンスターペアレントとなったあなたの言い分がなかなか信用されなくなることです。「いつも文句を言ってくるあの親には協力したくない」と思われるのも人間ですから仕方ありません。

このようになってしまうと、「いじめ解決」どころか、まずは「モンスターペアレントのレッテルはがし」をしなくてはなりません。非常に面倒なステップです。ですから、モンスターペアレントというレッテルを貼られないようになるために、ここでお話していることは常に頭の片隅に入れておいてほしいものです。

3.あくまで相談、文句ではない

1.あなたの目的は?

そもそもあなたが学校の先生に相談したい理由は何ですか?学校での子供の様子が知りたかったり、いじめを解決してもらいたかったり、、、といったことでしょう。

そのためには先生の力は必要不可欠です。決して先生を敵に回すようなことをしてはなりません。

先生とお話しする前にもう一度、「何のために話すのか?」と問いかけてみてください。

2.先生には相談させていただくという姿勢

先生と話させていただくということは、先生の貴重なお時間をいただいているということです。

あなたのお子様がいじめられている責任は先生1人にはありません。確かに先生が止めなかったことは悪いかもしれませんが、全てが悪いわけではありません。ですから、「何でいじめを止めなかったんだ?おら!」などと喧嘩ごしに問い詰めてはなりません。

初めにもお話した通り、先生には協力していただかなくてはなりません。ですから「先生、ちょっと相談があるのですが、よろしいでしょうか?」という具合に、相談させていただくという姿勢でいなければなりません。

4.事前にアポイントを取る

1.アポイントを取らなければならない理由

先生は非常に忙しいです。授業の準備をして、生徒の宿題を見て、そのほかにも様々な事務作業をこなして、、、

私の知り合いにも学校の先生をしている人がいますが、話を聞くだけでゾッとするほど仕事量が多いです。学校が普通の企業であればブラック企業のリストに載っているであろうレベルです。

そのような多忙なスケジュールの中であなたとの面談を組まなければなりません。できればあなたとしてはゆっくり真剣に話を聞いてほしいでしょう。

真剣に話を聞いてほしいのであれば、先にアポイントを取って面談の予約をしておきましょう。そうすれば、その時間中は他の用事がないので親身になって話を聞いてくれることでしょう。

もしも予告なしに訪ねたとすれば、時間を取ってゆっくりお話ししましょうとはならないでしょう。先生には先生のスケジュールがあり、放課後は特に会議などでとても忙しいです。それらを考慮して先にアポイントを取っておくことは得策と言えます。

2.アポイントの取り方

事前のアポイントメントは電話が一般的です。最近は家庭訪問などがあるので担任の教師の電話番号を知っているケースが多いです。ですので、電話番号を知っている場合は直接かけて見ましょう。

もしも電話番号を知らない場合は直接学校に電話します。その際に

「◯年◯組の××の保護者です。担任の△△先生はいらっしゃいますか?」

というように電話して担任の先生につなげてもらいましょう。もし居られない場合は、電話番号を伝えて「折り返しお電話お願いします」と伝えておきましょう。

必ず担任の先生と直接電話します。他の教員に伝言で伝えると、その後認識のミスマッチが起きる可能性が高いです。

5.先生との信頼関係を築く

1.信頼は友情と同じ

想像してみてください。同僚が何かにつまずいて怪我をしたとき、すぐそばにいるあなたは「大丈夫?」と声をかけますよね。仕事が多くて大変そうだったら「何か手伝おうか?」と気を使うことができると思います。

なぜこのようにできるかというと、信頼しているからです。この人にはお世話になっているから、私も何か手伝ってあげよう!と思うのです。もしあなたがあなたの同僚のことを全く信頼しておらず、嫌いであれば何も声をかけませんよね。

信頼してていれば、何か手伝おうかな?声をかけてあげようかな?と思うのは当然です。

2.先生に信頼してもらうと良いことだらけ

先ほどの同僚の話と同じで、先生があなたや子供を信頼していれば、何か困った時に助けてあげようと思うのは当然です。もしもあなたがモンスターペアレントであれば、「あの保護者だし、少々適当にやっても良いや」となってしまうかもしれません。

あなたのことを信頼していれば、あのお母さんのためなら、あの子のためならなんでも情報提供しようと思ってもらえるようになります。友達には少しでも優遇してあげようという感覚です。

ですから信頼されていない邪魔者(モンスターペアレント)よりも、信頼されている保護者である方が圧倒的にいじめ解決に有利なのです。

3.先生に信頼されるには

しかし、いじめが発覚してから先生に相談するまでは短期間です。その中で信頼関係を築くことは不可能と言っても過言ではありません。信頼関係は長年、お互いがお互いに関わりあってできるものであって、短期間でできるものは信頼関係とは呼べません。

ただ、クラス会や運動会などで頻繁に先生とおしゃべりされている保護者であれば、信頼関係を築けていると言えるでしょう。あなたがどのような人かはすでに知ってもらっていますし、学校にも協力的です。普段からおしゃべりするくらいであれば、いじめについて相談することは信頼関係がない人よりも簡単なはずです。

ではまだ信頼関係が築けていないあなたはどうすれば良いのでしょうか。一番良い方法は「感謝」です。感謝ができない人は信頼もされません。逆に感謝ができる人は、信頼されやすいですし、「この人なら何か協力できることがあればやろうかな」と思ってもらいやすいです。

4.感謝をあらわす魔法のコトバ

普段なかなか周りの人に感謝ができていない人にとって、感謝を口に出すことはとてもハードルが高いと思います。そのような時に使える言葉は

「おかげさまで」

です。江戸っ子の商人がよく使っていた感謝を表す言葉です。「ありがとう」よりも素晴らしい言葉です。何が素晴らしいかというと、「あなたの行動によって私は幸せになれましたよ」ということを直接伝えることができているからです。あなたの行動というのは「おかげさまで〇〇してくれたので〜」という〇〇の部分で表すことができています。

この言葉をかけてもらうと、「ちゃんと自分のことを見てくれている人がいるんだな」と相手は思います。誰でも自分の小さな行いを見てくれている人がいて、さらに褒めてもらうと嬉しくなります。

「褒めてもらったからには何かできたら良いな」と思うのが人間です。ですから先生とお話をする前に「おかげさまで」という言葉で褒めてみてください。もちろん褒めて終わりではありません。そのあともたわいもない世間話をするのです。そうすることであなたと先生とのカベは徐々に消えていきます。

6.今回のポイント

今回は先生に相談する際に、気をつけるべきことについてお話ししてきました。先生との距離感を近づけるための工夫、邪魔者扱いされないようにするために気をつけるべきポイントなどたくさんありました。最後にこのポイントだけは抑えてほしいことだけをピックアップしたいと思います。

・身なりはしっかりする

・先生には文句ではなく相談させていただく姿勢

・事前にアポイントを取る

・感謝は忘れない

このポイントを押さえているかどうかで、先生の対応の態度はガラッと変わるでしょう。これはあなたのテクニックだけではなく、先生にとってもありがたいポイントです。このポイントを押さえていれば先生もあなたも困りません。
ぜひ「幸せ」をつかみ取ってください!