あなたのお子様がいじめに遭っていて、不登校になる可能性がある、もしくは不登校になってしまった、という場合どのように対応していけば良いのでしょうか?近年のいじめというものは、対面での暴力や暴言、カツアゲだけではありません。一人一台スマートフォンを持つ世代ですから、LINEによるいじめも多々あります。ネット上であれば、学校にいても家にいてもいじめの標的となってしまいます。

このように様々な種類のいじめがあるご時世では、あなたのお子様をいじめから守ることは必須と言っても過言ではないでしょう。今回ご紹介する「カウンセリング」では、カウンセリングをお子様に受けていただくだけでお子様の心のケアになるだけではなく、いじめが解決する可能性が高まります。

ただ普通にカウンセリングを受けていただくだけでは、いじめ解決の可能性は一ミリたりとも上がりません。きちんとポイントを押さえて受けていただくことが非常に重要になってきます。しっかりポイントや注意点を押さえてから、カウンセリングを受けてみましょう。



1.カウンセリングでいじめ解決をする手法

1.カウンセリングは証拠の一つ

当サイトでは何度もお話ししていますが、「証拠」こそがいじめ解決のカギを握っています。証拠を集めれば、なかなか動かない学校や教育委員会は動きます。周りの人や社会の目もコロッと変わります。周りの人を動かすことができれば、いじめ解決は容易にできます。

証拠集めによっていじめを解決する方法はこちらの記事に詳しく書いています。

いじめの解決策とは?3つのステップをご紹介します!

2.カウンセリングの証拠は診断書

カウンセリングで集めることのできる証拠は医療機関が正式に発行する「診断書」です。診断書には時期やカウンセリングの内容も書いてもらうことが可能です。また診断書は公式に認められている機関が発行するものなので、信用度が非常に高いです。社会からの信用度が高いということは、いじめられているという内容の文章が正確なものだという認識につながります。

そして先ほど少し触れたように、学校や教育委員会に証拠を提出することでいじめ解決に本気で乗り出してもらえるようになります。

2.カウセリングの2つの目的

1.お子様の心のケア

一つ目は最も一般的に知られているカウンセリングの目的である「心のケア」です。あなたのお子様はいじめによってあなたの想像以上にダメージを受けています。目に見える傷であれば気づいてあげられますが、目に見えない傷の場合なかなか気づいてあげることができません。また、目に見えない傷は他人に隠す傾向がありますので、想像以上に深い傷となっています。

このような目に見えない傷は子ども自身だけではなかなか克服できません。イライラしている時に誰かに愚痴を話すとスッキリしたという経験、ありませんか?あなたの中に溜まっているストレスは誰かに話さなければ、なかなか消化できません。あなたのお子様の深い傷も誰かに聞いてもらうことで徐々に治ってきます。

カウンセリングはお子様のストレスのはけ口になってあげているのです。

2.証拠を集めるため

初めにカウンセリングを証拠として扱うことによっていじめを解決に導くことが可能となるということをお話ししました。私も正直に話すと、カウンセリングを証拠に使うことは聞こえが悪いです。

ただ語弊がないように言わせていただくと、きちんとお子様の心のケアをしなければ証拠となる診断書は発行できません。ですから、まずは心のケアが最優先となります。

その上で、医療機関に診断書を出していただいて証拠として使わせていただくという形になります。証拠、証拠、とせかされるのではないか?と心配する必要は全くありません。

3.カウンセリングの内容

1.大人に心を開いてもらう

カウンセリングの鉄則ですが、話を話してもらう前にカウンセラーのことを信用してもらわなければなりません。カウンセリングをするくらいですから内容は非常に重いものになっています。そのような内容を初めて会った知らない人にはなかなか話すことはできません。

カウンセラーもプロですから、雑談やお子様の好きな話題について話していきます。その中で性格や、どのように話を振っていくかということを考えていきます。一通り話していくと、自然と「この人なら話しても大丈夫かな?」と思えるようになります。

これには1日だけではなくて、何日もかかることもあります。しかし、根気強く信頼してもらえるように待ちます。

2.いじめについて話してもらう

カウンセラーを信頼して、「この人になら話しても良いな」と思ってもらえるようになると、ようやく本題に入ることができます。お子様のいじめの内容について話をしてもらいます。話すことは本当に辛いことです。しかし、一緒に戦ってくれる人に話すのであれば、感じ方はまた別物です。

これからいじめがなくなるかもしれないという期待があるからこそ、少し自信もつきます。この自身が私たちが欲しいものなのです。お子様に自信が付くということは、今までの傷の一部が修復され始めているという兆候です。

ただここでカウンセラーにとっても、親に取っても非常に重要なことがあります。それは「ここで話したことは、子供がいいよという範囲でしか実生活の中で触れない」ということを約束することです。

3.お子様の心の中での葛藤

なぜ私が先ほど、「実生活の中ではいじめの内容について触れない」という約束をするように推奨したかというと、お子様の心の中には「悪の自分」と「善の自分」がいるからです。この2人がずっとどちらかに引きずり込もうと一生懸命になっているのです。

悪の自分は、「正直にいじめについて話してはいけないぞ」と言います。もしも正直に話すと、大人に告げ口をしたとして、さらにいじめがエスカレートするかもしれないので、適当なことを言って場を囲碁しておけば良いじゃないかという考えです。

善の自分は、「今しか正直に話すときはないよ。今話せばいじめは終わるよ」と言っています。ここで正直に話せば、強力なサポーターであるカウンセラーの人が戦ってくれて、いじめは無事に解決すると考えています。

お子様はこの2つの考え方をさまよっています。正直に話すことはとても勇気のいることで怖いことです。もしも相談したことがいじめっ子にバレると、いじめがエスカレートするかもしれません。少しでもその可能性があるのであれば、今の状態でこれ以上エスカレートして欲しくないと願う方が普通です。実際に多くの子供たちはそのようにしているため、いじめの実態がなかなか掴めないのが現状です。

4.どこまで介入するのか

きちんとしたカウンセラーであれば、お子様から信用してもらうまで粘ります。そして善の自分に巡り合って、本当にあったことを正直に話してもらえるようになります。そうなると、いじめの全容が明らかになります。

そしてここからいじめ解決に乗り出していくのですが、どのように解決していくかが問題です。私たち大人が勝手に介入して、いじめを終わらすことは可能です。しかし、いじめられている本人のことは全く視野に入れていません。これでは、本末転倒です。お子様にとって、言われて欲しくないこともたくさんあるでしょう。そのようなことを公で言われると、今まで以上に深い傷を負うことになりかねません。

ですから、お子様とカウンセラー、親御さんで相談をします。どのように大人が介入をしていけば良いか、どこまでの範囲であれば外部に公開しても良いか、、、このようなことは徹底的に問い続けます。そして納得のいく答えまでたどり着けば、あとはいじめ解決の手段を練るだけです。詳しいことはこちらの記事に書いています。

いじめの解決策とは?3つのステップをご紹介します!

4.どこにカウンセラーはいるのか?

カウンセラーに相談した方が良いと言われても、なかなかどこにいけば良いのか分かりません。さらに、カウンセラーと言えども心理カウンセラー、霊感カウンセラーなど種類が多すぎてイマイチ分かりません。そのような中、本当にきちんとしたカウンセラーに出会えるかも分かりません。そこでカウンセリングに行くことになった時に、まず行くべき場所をお伝えしたいと思います。

1.神経内科

この記事内で何度かお話ししましたが、医療機関でカウンセラーに診てもらうことがポイントです。ですから、あなたがよく行く病院にある神経内科への受診をお勧めします。

データで何かあるというわけではありませんが、感覚としては神経内科の先生方は「ハズレ」が少ないです。他の科の先生が悪いわけではありませんが、神経内科の先生は比較的熱心な方が多いです。いじめられていると伝えると、最後の最後まで一緒に一丸となって戦ってくれる先生が多いです。

ですからまずは神経内科への受診をお勧めします。

2.普通のカウンセラーがダメな理由

世の中には先ほどもお話しした通りカウンセラーにも様々な種類があります。その中でいじめにきちんと対応してくれる方を探すことは容易ではありません。

また、自営業でカウンセリングをされている方は医療機関ではありません。この記事のテーマでもあるカウンセリングによって「診断書」というレベルの高い証拠を得ることもできません。この診断書がなければ、いじめられているという事実を信用してもらうことは容易ではありません。

ですから、医療機関に勤めているカウンセラーにアドバイスをもらった方が良いのです。間違っても自営業のカウンセラーに行って、診断書を発行してくださいなどと言わないようにしてください。

5.まとめ

私は初めに、「カウンセリングの目的は証拠を得ること」とお話ししました。本来の目的である「心のケア」から離れていたため少し違和感を覚えたかもしれません。しかし、カウンセリングの証拠を得るためには「心のケア」をした上で、カウンセラーのことを信用してもらわなければならない、というステップがあります。

このようなステップと信頼の上にある証拠だということは頭に置いておいてください。証拠だけが一人歩きしていては、それは証拠ではありません。本当に心からいじめと戦ってくれるカウンセラーの方と巡り会えることを願っています。