不登校で友達がいないことに劣等感や焦りを感じることはありませんか?
「友達0人ってヤバいんじゃないか?」
「このまま一生友達いないままなのかな」
すごい孤独感に襲われたり、寂しくなったりする時もありますよね。
この記事では、友達がいないことに不安を感じている方が、気軽に友達が作れる方法について解説しています。
付き合うのがしんどい友達ではなく、一緒にいて楽しいと思える友達に出会えるようになりましょう。
1.不登校で友達いないと嘆くあなたへ。友達って何ですか?
友達がいないことを気にしてしまう時に、意識してほしいことがあります。
これを知っておくと、友達がいないことを理由に焦ることはありませんし、また友達トラブルに遭うリスクも下げることができます。
1-1.友達がいない=残念ではない
そもそも「友達がいない=残念」ではありません。
生きていく上で、ないといけないものでもありません。
実は、私自身学生時代に、楽しそうなグループに入りたいと思っていた時期があります。
そのため、明らかに話に付いていけていないのに頑張って合わせたり、「おもしろい話をしなくちゃ」と事前にたくさん考えたりしていました。
第三者からみたら、友達がたくさんいるように見えたかもしれませんが、当時の自分はみんなに置いていかれないように必死だったのです。
1-2.がんばって作る友達は続かない
結局、がんばって付き合っていた友達は、中学校を卒業すると一緒に遊ぶことはありませんでした。
他の子たちは卒業後も約束して遊んでいましたが、自分は誘われなかったので、向こうにとっては私は友達ではなかったのかもしれません。
その後たくさんの出会いがありましたが、結果的に長いお付き合いになっているのは、自分自身が気兼ねなく話せた人だけです。
1-3.仲良くなろうと思って仲良くなれるものではない
人は仲良くなろうと思って、仲良くなれるものではありません。
正直、私が中学生の時は、友達関係が順調ではなかったので、先生の「みんなで仲良くしましょう」という教えにストレスを感じていました。
当時、非常に苦手な子がクラスにいたこともあり、合わないものは合わないし、苦手な人は苦手。なんで、仲良くなることを強制されないといけないんだという思いをもっていました。
「クラスのみんなで仲良くなるには?」という作文に「合わない人がいて当たり前なのに、無理に仲良くする理由が分かりません」と書いたら、担任の先生に「こんな悲しい意見がありました」と教室に張り出されたことがあります。
でも、大人になって思うのは、大人だって苦手な人、嫌いな人がいて愚痴を言ったり、避けていたりしています。
「みんな仲良し」は幻想なのです。
1-4.年齢や形式関係なく、気楽に付き合える人が友達
中学時代の経験から、「友達とは?」を考えることが多かったように思います。
「みんな仲がいいことが素晴らしい」「友達って素晴らしい」という教育があるがゆえ、無意識に「友達がいない=ダメ」というイメージができあがっているように思いますが、そんなことはないのです。
また、本当の友達とは、年齢や形式に関係なく、気楽に付き合える人だとも思っています。
あなたが、気軽に話せる人は誰ですか?
もしかしたらペットかもしれないし、本かもしれない。すごい年上のおばちゃんのこともあるでしょうし、オンラインゲームで知り合った顔も知らない人かもしれません。
私も、50代の友達もいれば、SNSがきっかけで数年単位で仲良くしている人もいます。
あなた自身が気兼ねなく関われて、楽しいと思える人が本当の友達なのです。
1-5.場所を変えると自分のキャラも変わる
今の場所で友達ができない場合、場所を変えることで仲良くなれる人に出会えることがあります。
みんな、その場所ごとに違った顔をもっています。
クラスでは目立たないタイプだけど、部活ではしっかり者の部長をしていて、バイト先では天然で先輩に可愛がられるキャラ。どれも本当の自分だけど、周りの人が変わることで、自然と自分も変わるものなのです。
そして「ここにいる時はしんどいけど、こっちのコミュニティに来たら楽だなぁ」なんてことを思いながら活動しているものです。
もし、現時点で友達がいなかったとしても、場所を変えることで友達に出会える可能性があります。
2.不登校で友達がいない人が、友達を作りやすい場所
学校で馴染めなかった場合、学校以外の場所で友達をつくると良いでしょう。
2-1.地元の友達
地元の友達で仲良くできる人はいますか?
年齢が違う人もいるかもしれませんが、気兼ねなく話せるなら、それは立派な友達です。
また、同じ学校の子でも、学校では話さないけど、地元では仲がいいという場合もあります。
あまり「友達」というものを難しく考えずに、一度話してみて気が合ったらいいなぁくらいの気持ちで話しかけてみると良いでしょう。
2-2.フリースクール
フリースクールに通うことで、気の合う友達に出会えることがあります。
フリースクールの場合、あなたと似た境遇の子も多いので、価値観や考え方なども似ている子に出会える可能性があります。
フリースクールは、校長先生の許可があれば出席扱いになりますし、興味があれば親に相談してフリースクールに通ってみるのも良いでしょう。
2-3.塾や習い事
塾や習い事など、場所を変えることで気の合う友達に出会えることがあります。
塾や習い事の場合、1つの目的を持ってきている子達なので、共通の話題も多いことでしょう。
ピアノ教室なら、ピアノや音楽が好きな子が集まっているので、そこから話も広げやすいです。
同じ趣味や価値観の人と出会える場として、始めてみるのも一つです。
2-4.SNSやオンラインゲーム
対面では人と付き合うのが苦手という人でも、SNSやオンライン上では楽しく付き合えるという人もいます。
筆者はSNSをよく使うのですが、SNSで仲良くなった方とzoomお茶会をした際に「実は人が苦手で、学生時代からあまり人と上手に関われなかったんです」と言う方に出会うことがあります。
ある方は「学校で友達ができなかったので、学生時代からずっとSNSしてたんですけど、そしたらSNSのことに詳しくなって、今は知人のお店のSNS運用の仕事をしてます」と言っていました。
元々は学校で友達ができなかったという人が、SNSで色々な人と繋がりながら、そこで得た知識を活かして、また別の人の仕事のお手伝いをしているのを見て、どこでどういう出会いに繋がるのか分からないものだなぁと思いました。
2-5.ボランティアや趣味のサークル
ボランティアや趣味のサークルに入ってみるのも良いでしょう。
ボランティアだと、みんなで1つの目的をもって取り組みので仲良くなりやすいです。
また「ボランティアをしたい」という思いを持っている人たちなので、人柄も柔らかい人が多い傾向があります。
ボランティア活動には、色々なものがあるので、興味があるものに参加してみるのも良いでしょう。
3.不登校で友達がいない人が知っておきたい友達の作り方
友達を作る時や、「この子と仲良くなりたい」と思った時に、心がけておくといいことをご紹介します。
3-1.すべての人と仲良くなれる訳じゃないと割り切る
友達を作る時のスタンスとして、はじめから「全ての人と仲良くなれる訳ではない」と割り切っておくことも大切です。
この心構えがあると、あなた自身が無理をしなくていいですし、思ったことを素直に話せるようになります。
そして、結果的に気の合う友達に出会えるのです。
また、ちょっと気が合わないなと思った時にも、無理に合わせることをしなくなります。
それが、上手に人と付き合う第一歩になるため、「全ての人と仲良くならないといけない」なんて思わず、「気が合ったらいいなぁ〜」くらいの気持ちでいましょう。
3-2.挨拶だけはちゃんとする
挨拶だけはちゃんとするようにしましょう。
何度も挨拶していると、向こうも知り合いになったような気分になり、会話も弾みやすいです。
また、挨拶をしているというだけで好感度は高まるので、挨拶はしておいて損はないです。
3-3.無理にみんなの輪に入ろうとしなくても大丈夫
無理に大人数のなかに入ろうとしなくても大丈夫です。
もし、あなた自身が大人数が苦手な場合、あなたと同じく大人数が苦手だったり、賑やかなのが苦手だったりする人もいるので、そのような人と仲良くすると良いでしょう。
しんどいなと思ったら、みんなに合わせなくても大丈夫です。
自分と似た価値観の人と関わるようにしましょう。
3-4.本や映画、ゲームなど共通の趣味がある人とは仲良くなりやすい
共通の趣味がある人とは仲良くなりやすいです。
対面で人間関係が苦手な人が、SNSだと仲良くなりやすい理由の一つに、共通の趣味で集まっているというものがあげられます。
あなたが漫画を描くのが好きだった場合、SNSの漫画を書いてる人たちの輪に入ることで、共通の話で盛り上げることができます。
みんな漫画を描くのが好きなので、互いに漫画を読み合って意見交換することもでき、それをきっかけに仲良くなっていきます。
「仲良くなろうと思って仲良くなる」のではなく、共通の目的があってやりとりするなかで仲良くなるというイメージです。
オンライン、リアル関係なく、これが本当の友達であり、気兼ねなく付き合える友達なのです。
3-5.無理してキャラを作ったり、いい子にならなくてもいい
無理してキャラを作ったり、いい子になったりしなくて大丈夫です。
嘘の自分を作ってもいいことはありません。
自分自身が消耗するし、結果的に長期的なお付き合いにもならないのです。
ありのままの自分でいれる人と仲良くしましょう。
3-6.自然と「私も!」と言える関係を大事にして
友達づくりは、難しく考えずに「私も!」と言える関係を大事にしましょう。
「今日、お茶いかない?」と聞かれたら、ワクワクしながら「私も行きたい!」と言えたり、「私、この漫画好きなんだ」という会話で、「私も!」とテンションが上がったり、そういう感覚で楽しめる人と出会えると、とてもいい関係が作れることでしょう。
そのような友達は作ろうと思って作れるものではなく、たまたまの出会いの中で生まれるものです。
それが明日かもしれないし、1年後かもしれません。
今の時点で友達がいなくても焦る必要はないので、あなた自身が楽しいと思える出会いを大事にしてくださいね。
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