子どもが不登校になった時に、親はどのように対応したら良いのかについて解説します。

いちばんやってはいけないのが、子どもに「甘え」と言って、無理に学校にいかせようとすることです。

不登校は子どもの心の悲鳴なので、無理をさせると心が壊れて社会復帰すら難しくなるケースさえあります。

ここでは、子どもが不登校になったり、学校に行きたくないと言い出した時に、親はどうしたらいいのかをまとめました。

私自身、我が子が学校に行きたくないと言い出したため、学校を休ませたことがありますが、そのあとの子どもの変化などもお伝えしますね。

子どもにとって、一番いい選択を一緒に考えていきましょう。

1.不登校は甘えではない。心の悲鳴を聞いてあげて

お子さんが「学校に行きたくない」と言い出したら、「甘え」と言わずに本人の意思を尊重してあげてください。

平成30年度の文部科学省の調査では、小中学生の不登校が164,528人と前年度より14%増加、小中高の子どもの自殺は322人という結果になりました。

1-1.子どもは学校は行かないといけないと思っている

子どもが学校を行きたがらない時、親が頭にいれておきたいのが「子どもは学校に行かないといけないと思っている」ということです。

また友だちと充実した学校生活を送れていたら、「学校は楽しい」と思えるものです。

単純に「勉強がめんどくさい」という理由だけで「学校に行きたくない」とはなりません。

なので、子どもが学校に行きたくないと言い出したら、何かしらの事情があるんだと察してあげましょう。

不登校は子どもの心の悲鳴のサインです。

「甘えている」「学校は行かないとダメ」というと、さらに子どもを追い詰めるので、「学校に行けない理由があるんだ」という前提で子どもの意見を尊重してあげましょう。

1-2.親に本当のことは言ってくれないし、無理に聞いてもいけない

子どもが不登校になった時、無理に理由を聞き出そうとしてはいけません。

仮にいじめにあっていたとしても、子どもはなかなか親にいえないものです。

自分がいじめにあっていると認めることは、子ども自身のプライドを傷つけるものであり、言葉として言いたがらないケースもあります。

さらに子どもは、自分のいじめのことを知ったら親が悲しむと思い、必死で隠そうとします。

そのため、無理に聞き出そうとすると、さらに子どもの心を傷つけてしまいます。

理由を知りたくなる気持ちも分かりますが、無理に聞き出すのは避けましょう。

1-3.無理に学校に行かせるのは絶対NG!

子どもの不登校で一番やってはいけないのが、無理に行かせることです。

不登校初期の段階で、しっかりと心の休養をとってあげたほうが、のちのちの回復がスムーズになります。

逆に初期の段階で「甘えたらダメ」といって、無理に行かせることは非常に危険で、心が壊れてしまうと社会復帰が困難になることもあります。

いじめが原因でうつ病や、PTSDになり、幻覚や幻聴などで長期間苦しむこともあります。

子どもが不登校になったら、無理に学校に行かせるのではなく、一旦休ませるようにしましょう。

2.学校を休ませてよかったと思った体験談

実は私の小学2年生の娘も、学校に行きたくないと言い出した時期があり、休ませたことがあります。

新学期でクラス替えがあったあと、学校に行く直前になると「お腹が痛い」「学校に行きたくない」と言い出すことがありました。

1年生の時に仲が良かった子とクラスが離れてしまったこともあり、「クラスで新しい友だちができるまでは仕方ないかな」と思っていました。

学校から帰ってきたら、近所の仲のいい子といつもどおり遊び、朝も出発する直前まではふだんと変わりありませんでした。

それが、家を出る直前だけ「行きたくない」というので、私もそこまで気に留めず「今日行ったら、明日休みじゃん!」といって行かせていました。

また、「なんで学校に行きたくないの?」「嫌な子がいるの?」と根掘り葉掘り聞いた時期もあるのですが、娘が「べつに」「そんなのじゃない」というので、「理由がないなら学校に行こう」と言ってました。

ある朝、いつも以上に顔がこわばり、「学校に行きたくない」といって、一歩踏み出せない状態になりました。

これはおかしいと思い、その日は学校を休ませました。

その日、はじめてボソッと「◯◯ちゃんが苦手・・・」と言ったのです。

放課後、先生が家に来てくれたので、新学期がはじまってから学校を嫌がっていたこと、苦手な子がいることを話しました。

すると、先生が「なるほど。〇〇ちゃんと、(娘)ちゃん、席が前後なんですけど、〇〇ちゃんの言い方がキツイんです。(娘)ちゃんだけじゃなくて、誰に対しても言い方がキツイので、見かけたら注意してるんですけど、席が前後なので、色々と言われてたのかもしれませんね。ちょうど明日席替えなので、席が離れるようにします」と言ってくださりました。

先生が娘に「あした席替えするから、学校来れるかな?」と聞くと、娘がニコッとうなずき、翌日からは学校に行くようになりました。

それ以降は、学校をいやがることもありませんでした。

個人的には学校を休ませてよかったと思っています。

休ませたからこそ、本当はクラスに苦手な子がいたことを知ることができ、先生にも事情を知ってもらうことができました。

もし、あの時に無理やり学校に行かせていたら、いまも苦手と言っていた〇〇ちゃんから、嫌なことを言われていたかもしれません。

子どものいじめは、そのような些細なことからエスカレートしていくケースがほとんどです。

だから、あのまま私も先生も知らなかったら、それがいじめの原因になっていた可能性だってあります。

この話をママ友にしたら、「うちの子も中学生で引っ越した時に、学校に行きたくないと言い出した時があったの。でも、1日休ませたら心が落ち着いたのか次の日から行くようになったよ。休ませるって大事だなって思った」と言っていました。

もちろん1日で回復することもあれば、数日、数ヶ月かかることもあると思います。

でも、まずは休ませてあげるというのが大事だなと思いました。

3.子どもの不登校が甘えだと思ってしまうあなたへ

不登校への理解は広まりつつありますが、それでも「よその子の不登校」と「我が子の不登校」は別という方も多いことでしょう。

我が子の将来のことを考えると、「学校に行かせたい」「こんなことを我慢できなかったら将来苦労する」と思ってしまい、だからこそ「甘えずに行きなさい」と言ってしまう方もいると思います。

そんな時に、一度親子で考えてみてほしいのが「学校って何をする場所なのか」とういことです。

勉強する場所?

勉強なら自宅でできます。

進学校を目指す子が、学校を休んで家で勉強していることもあります。

社会的規律を学ぶ場所?

それなら、バイト先や地元の友だちなど他のコミュニティで学ぶことができます。

友だちと仲良くなる場所?

もし学校でいじめにあっているなら、根本的に矛盾していることになります。

将来生きる力を育てる場所?

将来生きる力ってなんなのでしょうか。私は、自分で問題を解決する力のことだと思っています。

なので、子ども自身が「学校を休む」という判断をして、自分を守ることができたらなら、その不登校は子どもの生きる力に繋がっていると思います。

「不登校」は「逃げ」ではなく、1つの戦い方なのだと教えてあげることも、教育なのではないでしょうか。

大人になった時に、ブラック企業やパワハラ上司に悩みながらも「それでも行かないといけない」という考えによって、結果的に自殺してしまう人もいます。

堪えることは「生きる力」ではなく、その時にベストな判断をできることが「生きる力」になるので、学校に行くことが正解と思わず、すべてが子どもの成長につながっていると思っていただけたら幸いです。

4.子どもが不登校になった時に親ができること

子どもが不登校になったら、親は何ができるのでしょうか。

子どものいちばんの味方として、できることを挙げてみました。

4-1.そっと見守り、心を休めてあげる

まずはそっと見守り、心を休めてあげましょう。

事情が気になるのは分かりますが、いったんは休ませてあげて、子どもが自ら言いたくなるのを待ちましょう。

そして、子どもが話してくれたら「話してくれてありがとう。よくがんばったね」と伝えてあげてほしいのです。

4-2.学校は他にもあることを伝える

世界には、たくさんの学校があることを伝えてあげてほしいです。

いじめや不登校問題は、引っ越したり転校することで、あっさり解決することも多いので、子どもに「他の学校に行くこともできるんだよ」と伝えてあげてほしいのです。

引っ越しが難しくても、学区外から通うこともできます。

他の選択肢があることを知るだけでも、子どもにとっては勇気づけられたり、安心できたりするものです。

ここで1つ注意したいのが、子どもの前で「お金がない」と言わないことです。

子どもは想像以上に親に遠慮しているもので、ただでさえいじめにあっていることを親に言えないのですが、「親がお金に困っている」と思うと、余計に「転校したい」と言い出せなくなります。

日頃から、「いつでも転校できるし、世の中にはたくさんの学校がある」と伝えてあげるくらいが、子どもに安心感を与えることができます。

4-3.学校を休むという判断を褒めてあげる

「学校を休む」という判断をした子どもを褒めてあげてほしいのです。

子どもにとって学校を休むというのは、とても勇気のいることです。

なので、「自分の悩みを解決するための、1つの手段を選び行動を起こした。」ということに着目し、子どもを肯定してあげましょう。

それが自信と安心感につながり、自ら選択して行動していいという成功体験になった方が、将来の生きる力につながっていきます。

4-4.学校の他にコミュニティをつくってあげる

学校以外のコミュニティをつくってあげるのもいいでしょう。

無理に参加させてはいけませんが、塾や習い事、バイトなど、他に楽しめる居場所があれば、子どもは活き活きとしてくるものです。

今はネットもあるので、オンラインゲームコミュニティに参加するのも一つでしょう。

年齢によっては注意が必要ですが、学校の外で自分の居場所があれば、そこで交友関係や社会的規律も学んでいけます。

子どもが学べる場所は学校だけではないのです。

不登校の中学生だった私が高校に行けるようになった理由

最後に、中学生時代は不登校だったNさんがストレスなく高校に行けるようになったエピソードをご紹介します。

不登校になった理由

中学時代にソフトテニス部で活動していたNさん。

学校生活は良かったのですが、部活が厳しかったため、中学2年生の時に心がぽきっと折れてしまいました。

そしてその日から食事が喉を通らないほどストレスを感じるようになってしまったのです。

公立高校に受験するも失敗

不登校になったまま、他のクラスメートと同じように全日制の公立高校を受験するも、授業にあまりついていけなかったため、不合格になってしまいました。

しかし、Nさんのお母様が

「あなたが高校に合っていなかっただけで、必ず性格にぴったりの高校はあるのよ」

と伝えてくれたことをきっかけに、自分に合った高校を選ぶようになりました。

それまでは周りに合わせることに必死でしたが、その時から「私に合う高校」という風に、自分の軸を持てるようになったのです。

自分に合った高校の選び方

しかし、自分に合う高校といってもどのように探せば良いかわからずに途方に暮れていました。

その時にちょうど見つけたのが、自分の性格や考え方を選んでいくだけで自分にぴったりの高校を紹介してくれるサイトでした。

 

今あなたが考えていることを選んでいくだけで、一番あなたにぴったりな高校を提案してくれます。

Nさんはこのようにして、ストレスのない学校を選ぶことができ、今では3年間、不登校にならずにきちんと学校に行き、友達と一緒に楽しく生活しているのです。

Nさんが使ったサイトはこちらからアクセスすることができます。

\ Nさんが高校選びに参考にしたサイト /