最近「いじめが原因で自殺した」という心を痛ませるニュースが増えてきています。このようなニュースを見たあなたは、なぜ自殺してしまったのだろうか?なぜおいつめられる前に相談できなかったのだろうか?と思うかもしれません。ではこれをあなたの子供に置きかえて考えてみてください。

もしもあなたの子供がいじめられていたとすると、あなたの子供はきちんと

「僕、実は学校でいじめられているんだ」

とあなたに伝えてくれるでしょうか?

あなたは「いじめられている事実を伝えてくれれば、何か良い方法や解決策が見つかるのになぁ、、、」と思っていても、子供は「親や大人には相談できない、、、」と思っています。だから誰にも相談せず、もしくは相談できず、自分一人で抱えきれず、追い詰められ、最悪の結末を迎えてしまうのです。

今回はなぜあなたの子供はいじめられているとあなたに伝えてくれないのか?その理由について解説していきたいと思います。



相談すると怒られる

子供から「いじめられている」と伝えられた時、あなたの第一声はどちらでしょうか?

「なんで今まで言ってくれなかったの?」

「よく伝えてくれたね。ありがとう」

この2つの例、回答する側(あなた)からすると何気ない一言かもしれません。シアkし受け取る側(子供)からすると大きな違いがあります。

1つ目の「なんで今まで言ってくれなかったの?」は怒りっている印象です。勇気を振り絞ってあなたの子供がいじめられている現状をせっかく伝えてくれたにもかかわらず、驚き、焦り、苛立ちなどの感情を整理しきれていないあなたから口をついて出てしまった言葉です。

その一方で2つ目の「よく伝えてくれたね。ありがとう」は褒めている印象です。子供の「伝えてくれた」という事実をまずは認めています。

私の両親もそうでしたが、多くの親御さんは第一声は1つ目に似ていると思います。すでにいじめがエスカレートしている場合はなおさらに「もっと早く言ってくれれば良かったのに、、、」という気持ちが前面に出てしまうことは当然でしょう。

しかし、これが子供がいじめを相談できない理由の一つだということを知らない方がとても多いです。子供達はいじめられていると伝えると怒られると本能で感じています。だからこそ「相談する」ということを諦めてしまうのです。

いじめを解決するためには、子供との連携や新rない関係がとても大切です。子供がなんでも相談してくれる関係を構築するためにも、まずは日頃からほめる習慣をつけましょう。

相談するといじめがヒートアップする

あなたは「私(大人)に相談してくれれば解決できる」と思っていませんか?

解決できるかどうかは別論としても、少なくとも子供はそうは思っていません。私が中学時分そうであったように、多くの子供たちはこのように思っています。

「たかが1人の大人に相談したところで変わりっこない!!解決するどころか、火に油をそそぐようなものだ!」

なぜいじめを相談するといじめがエスカレートするのか不思議に思うかもしれません。ここにはいじめを経験したことのある人にしか分からないジレンマがあります。

いじめを先生や大人に相談すると、いじめっ子たちを注意したり叱ったりします。すると、いじめっ子たちは「誰が先生に告げ口したのだ?」と犯人探しをします。そのような状況下で、普段いじめているあなたの子供が、先生や大人に告げ口したと疑うことは想像易いです。告げ口した罰として懲らしめられ、二度と告げ口しないよう、さらにあくし腕陰湿ないじめにエスカレートするのです。

このような状況に陥ってしまえば、子供は二度と先生や大人に相談しません。大人に伝えたところで解決しないのであれば、それどころか、いじめがエスカレートするのであれば、相談するだけ無駄と考えるのも当然です。

誤解のないよう補足しますが、先生や大人はいじめを解決うることができないと言っているわけではありません。あなたが「私(大人)に相談してくれれば解決できる」と安易に考えているとすれば、それは危険であると言いたいのです。きちんと証拠を押さえて、いじめっ子自ら反省させるようにすればいじめは解決できるのです。

詳しいことはこちらの記事に書いています。

子供がいじめられる原因と負のメカニズムを解説!

恥ずかしいから相談できない

思春期の子供の多くに共通することがあります。それは「恥」です。

人前に出るのは嫌だ、恥ずかしいから。

女の子と手を繋ぐのは嫌だ、恥ずかしいから。

思春期の子供には、様々な「恥ずかしい行為」があります。これらは大人が思う「恥ずかしい行為」とはまた違う視点のものです。

その中に「いじめられるのは恥ずかしい、誰にも知られたくない」という考えもあります。

男の子の場合、「男なのにいじめられても何一つ反撃できないのは男ではない。弱い男だからいじめられているんだ」と考えがちです。または「男が親や先生に頼るのはみっともない、自分で解決しなければ!」とムキになっている(頑固になっている)ケースもあります。

女の子の場合、「ちゃんと口で言い返せない、仲間外れにされて友達がいないのは恥ずかしい」などと思いがちです。特に人間関係だと大人に相談しにくいという面もあります。

大人ですら「友達がいないのは嫌だ」「周囲にそう思われるのも嫌だ」と考えるくらいですから、思春期の子供はなおさらです。しかも悪いことに、「いじめの原因は、いじめられいる側にもある」などのような世論もあります。「友達がいない」「自分が弱からいじめられている(と思っている)」という事実は思春期の子供にとっては恥ずかしいことであり、劣等感すら感じてしまうからこそ、周りの人にもなかなか相談できないのです。

まとめ

子供達がいじめを相談できない理由はたくさんありますが、その中でもどの子供にも共通している点、3つをご紹介しました。こんな小さな理由で相談できないの?と感じたかもしれません。しかしこれを「思春期の頃のあなた」に置きかえてみください。「今思えばあの時こうしておけば良かった」という後悔が残っている頃のあなたです。「いじめられている」と簡単に打ち明けられたでしょうか?

もしもあなたの子供が「いじめられている」と伝えてくれたなら、褒めてあげてください。どれだけの勇気を振り絞った行為であるか、この記事を読んだあなたなら理解してあげれるはずです。

そして、あなたはその勇気に応えなければなりません。全力でいじめの解決を目指してください。あなたの子供が頼りにできるのはあなたしかいないのですから!