最近、息子や娘の行動がおかしいな?と思う節はありませんか?
何かが変、、、
少しでもあなたがそう思うのであれば、あなたのお子様がいじめられている可能性があります。ただ、いじめられていると言われてもどこでいじめられているのかということは容易に想像はつきません。あなたが子供の頃の周りを取り巻く環境と、現代の子供の環境は全く異なっています。
現代の環境を反映したいじめの場所もあります。そのようないじめの場所の例を読んでみて、少しでも「もしかしたらココかも」という場所を見つけてみてください。
このページの目次
いじめが起きる場所の統計
実は日本では2000年に入る前からすでに、民間企業が実施するいじめの実態調査は行われてきました。そのうち、最近の調査で判明したいじめが起きやすい場所のデータが下の図になります。
学校内での被害場所
日常生活を通しての被害場所
このグラフからもわかるように、学校内であれど、日常生活全体であれど、教室でのいじめが他の何よりも被害数の割合が高いことが分かります。他にも少数派ではありますが塾などでもいじめがあるようです。
ここからは、このグラフと筆者自身の経験を交えながら具体的な場所と被害内容についてお話ししていきます。
最も被害数の多い学校でのいじめ
教室内でのいじめ
一般的に教室は学校内で最も安全な場所として認識されています。ところが、いじめ実態調査では教室での被害が最も多いという結果になっています。これは予想に反した結果として思われるかもしれませんが、きちんとこれには理由があります。
教室は最も安全な場所なのか
教室が安全な場所と認識される理由はいくつかありますが、その一つに教師が常にいるからという理由が挙げられます。大人が見ている監視下のもとでは、ほとんどの確率でいじめは起こらないだろうという前提があるからこそ、教室が安全なのです。しかしこの理論はいとも簡単に崩れてしまいます。
「いじめ」というものは暴力だけがいじめだけではありません。暴言もあれば、ものを隠す行為もあります。大人が見てすぐに分かるいじめは、暴力によるいじめです。海外の高校では少しでも手を出せばすぐに先生が止めに入ります。(オーストラリアの現地高校に1年留学していたため経験済みです)
しかし、もしも教室でものを隠されたとすると、教師はすぐに気づくことができるでしょうか?目には見えないので、生徒が相談するまでは気づかないでしょう。
このように考えると教室が最も安全な場所とは限らないと分かるでしょう。
廊下・階段でのいじめ
廊下や階段はどのような時に使うのか考えてみてください。あなたは誰と一緒にいますか?
おそらく教室から他の教室に移動するときや、トイレに行く時などに使うと思います。その時に大抵、誰か友達と話しながら移動すると思います。もしもいじめっ子たちが教室を出る時に、ああ他のお子様の名前を呼んだとするとどうでしょう。きっと呼ばれたからにはついて行くでしょう。
当然のことですが、どこかに移動する時は先生などの大人の人は周りにいません。いじめっ子たちは周りが生徒たちだけであれば、何も思わずにいじめを始めます。暴力に暴言、、、ありとあらゆる手を使います。
廊下・階段は危険なホットスポット
他にも廊下・階段でいじめが行われる理由があります。学校はマンションやビルほどではありませんが、それなりの広さがあります。その中には音楽室や理科室、教室に職員室などすべて必要な教室は揃っています。
そして同じような種類の教室は同じ場所で固められている場合が一般的です。例えば、理科室であれば第一理科室、第二理科室、理科準備室と連なっています。その棟の2階部分には音楽室や木工室があるでしょう。このように特別教室のみで成り立っている棟が一つはあります。
一方で職員室や生徒のホームルームを行うメインの教室が2〜3棟あります。いじめの実態調査で指摘された「廊下・階段」とはメインの教室の棟の廊下・階段のことではありません。あまり知られていませんが、特別教室で成り立っている廊下や階段にいじめるターゲットを呼び出していじめるのです。
先生は特別教室がかたまっている棟には、準備のため以外に行きません。そうであれば、ほとんどの確率で見つかることのない場所で、いじめを行なった方が安心と考えるのも当然のことでしょう。
トイレでのいじめ
トイレでのいじめはとても少数派です。しかし、トイレでのいじめは非常に残酷な手口です。トイレに行くという行為は生理的なもので、それを我慢するということは健康にも悪影響ですし、非常に難しいです。そのような役割を持つトイレでいじめをするということは、トイレに行きたくても行けなくなります。ですから最終的に、生理行動に反する行動を取らざるを得なくなります。
トイレでのいじめの内容
実際にトイレでどのようないじめが行われているのか不思議に思いませんか?実際に私もトイレでいじめられたことがあります。具体的には尿を足そうとする時に後ろから押されたり、横から覗き見されたりするといった行為です。さらに個室に入ると上から水をかけられたり、壁をよじ登ってカメラで写真を撮ろうとしたりもします。
またトイレは教師からの死角になる場所でもあるので、殴る蹴るの杭や場合によってはタバコを吸わされたり、根性焼きというタバコの火を肌に押し付けられることもあります。他にも女の子の場合、服を脱がされて全裸にされることもあります。そして全裸になる様子の動画や写真を撮り、女の子の弱みを握ります。
帰り道でのいじめ
交通手段での嫌がらせ
多くの中学生や高校生は学校に行くために自転車を利用する場合が多いでしょう。なぜ自転車を使うかというと、学校までの道のりが長いので、徒歩では到底行けれないからです。いじめっ子はここで何を考えるかというと、いじめられっ子を帰れなくさせて困らせようと考えます。
具体的には唯一の移動手段である自転車にいたずらをするのです。自転車のタイヤの空気を抜く、学校にいる間に鍵を盗んで、ロック解除をできないようにさせるなどといった行為です。このような行為は一時的なものではなく、ほぼ毎日の頻度で行われます。
たとえ鍵を返してもらったとしても、帰り道に自転車で追い越しざまに体を蹴られて、そのままこけてしまうこともあります。さらに陰湿ないじめでは、いじめっ子2人でいじめられている子を挟んで並行しながら自転車を漕ぎます。そして、物陰まで連れて行き、そこで殴る蹴る、カツアゲなどの行為に及びます。このように、帰る直前までがいじめなのではなく、帰り道そのものが戦場なのです。
遊びに行った先でのいじめ
遊びに行く時、行った先でのいじめは学校内でのいじめ以上に凶悪で陰湿なものが多い印象があります。この章では、陰湿の度合いが低いものから紹介していきます。
荷物持ち係になる
大抵どこかに遊びに行く時は、財布やかばんなどの荷物を持って行きます。その際に自分一人で持っておけば良いものを、少し重いから、多いからなどの理由でいじめられっ子に荷物を持つように強要します。その結果8人分の荷物を一人で持たされて、ほかの人たちは手ぶら状態となります。
いじめっ子にとって、まさにセレブのようなご対応を受けることができる点に、やめられないという心理が働くのです。
この荷物持ち係にさせられるという王位はまだまだ序の口です。さらに凶悪なものはたくさんあります。
食事の際に起きるいじめ
どこかに出かけるとすると、1日中外出する場合が多いです。その際にお昼の12時を挟むので、当然のことながら昼食をとる必要が出てきます。しかしここで問題が発生します。いじめられっ子一人だけ昼食を食べれないのです。
いじめっ子のリーダーの「お前、昼飯なんか食べんでいいよな?」の一声で食べれなくなります。もしもここでファーストフード店に注文でもしようものなら「は?お前なんでここおるん?俺のこの荷物席に持って行っといて!」と言われて、せっかく列に並んでも一向に商品を買うことができません。
もしかすると、「そのような言葉を聞かずに無理矢理にでも買えばいいじゃないか」と思うかもしれません。しかし、いじめられっ子は一般的にとても従順な性格で、決して逆らうことはしません。逆らうとどうなるかを知っているので、それを見越して何も手立てをしないのです。
食事代を払わされる
さて、ここから凶悪ないじめの内容になっていきます。いじめの中でも1位2位を争うような複雑で陰湿ないじめは「カネとセックス」がキーワードです。
先ほど、いじめられっ子1人だけ食事を食べれないと話しました。今回の例はファミリーレストランなどで食事をした時の話です。ファミリーレストランなどでは大抵人数分の食事を注文しなくてはならないので、いじめられている子でも食事をとることができます。それ自体はとても良いことなのですが、会計の際に複雑なことが起きます。
全員の食事が終わって帰ろうとするときに、一斉に全員がこのように言います。
「〇〇くん、奢ってくれるよな?ごちそうさまでした。」
これが意味することが何かわかりますか?例えば8人で食事をしたならば、8人分の食事代を払わされるのです。もしも払わなければ、胸ぐらを掴まれて、「は?お前払わないの?どうなるか知ってんだろうな?」と言われます。もしも払えば、「俺ら友達だもんな」というようにいじめっ子たちをアメとムチをうまく使い分けているのです。
遊び代を全て払わされる
先ほどは食事代をおごらされていました。大抵「カネ」が絡むいじめの発端は先ほどのような食事代です。しかしそれがエスカレートしていくと次第に遊び代全てをおごるように要求されます。
「〇〇くん、今週の土曜日空いてる?俺、服買いに行くんだけどついてきてくれない?」といった具合に呼び出されます。そして服代やゲームセンター代は全ていじめられっ子が払うように強要されます。もしこれを断れば、食事代の時と同じ現象が起きます。そして結局、全ての代金を払わされることとなります。
ここではあまり深くは書きませんが、この種のいじめで100万円を巻き上げられるいじめは普通に存在します。中には1000万円以上取られたケースもあります。これについてはまた別の記事で紹介します。
強姦される
遊びに行くと言っても場所は様々です。商店街、ショッピングモール、映画、友達の家、、、この中で、友達の家に焦点を当ててみましょう。もしもあなたのお子様が女の子の場合ですと、今回のケースも稀ではありません。
まずA子ちゃんという子があなたのお子様B子ちゃんに「今日、うち来ない?鍋パーティーするんだけど?」と言います。そしてB子ちゃんがA子ちゃんの家に行くとそこには男女合わせて5人くらいがいます。始めは普通に話しているのですが、途中からB子ちゃんの体などを触ってきます。そしてしまいには、服を全て脱がされてしまいます。
その場には男の子がいるので、全員から強姦を受けます。そこにはA子ちゃんや他の女の子もいるにも関わらず、仕組まれているのでB子ちゃんしか強姦されません。他の子達はただ単に笑ったり、動画や写真を撮ったりしているだけです。
そしてそこで撮った写真が弱みになり、さらにひどい強姦に発展して行くことも少なくありません。このように「カネとセックス」が絡むいじめはあなたの想像をはるかに超えるような、想像もつかないいじめ(犯罪)になっています。
まとめ
今回は学校内、学校外の様々な場所でのいじめいついてお話ししてきました。場所の名前を聞けばある程度いじめ内容がわかるものもあれば、親の世代では無かったいじめが存在するなど、想像を超える凶悪で悪質ないじめも多々あったと思います。
一般的に凶悪で悪質ないじめは親御さんが想像できないため、いじめに気づくことができません。小さな変化を見逃さず、観察することがいじめ発見の第一歩となります。あなたのお子様はいじめで苦しんでいるかもしれません。それを救える人はあなただけです!大切な我が子を守ってあげてください!