心を痛めるいじめが頻発しています。そのような中、うちの子供はいじめられていないのだろうか?と不安になる気持ちはとても理解できます。子供は親には決していじめられているという素振りをしないので、いじめ発見が遅れてしまいます。そこで、探偵によるいじめ調査が登場します。探偵は調査のプロなので、子供のいじめは2〜3週間ですぐに発見することができます。

ただ探偵をお願いするにもお金がかかります。探偵の調査内容はあまり公にされていないので、どれだけインターネットで探しても出てきません。しかし今回は、あなただけに特別公開します。これを見れば、探偵がどのようなことをするのか、安全かどうかが分かります。



本人からの聞き取り調査

いじめがもうすでに起きている場合、本人の聞き取り調査から始まります。子供は親には本当のことを話しません。様々な心理がありますが、心配や迷惑をかけたくないという理由が多いです。その一方で、「探偵」という調査のプロであり、赤の他人であれば口を開いてくれる可能性が高いです。しかし、このようなケースは家族ぐるみで探偵にいじめ調査をお願いした場合の話です。

もし親御さんの独断で探偵に依頼され、子供に調査していることを秘密にしておきたい場合は、いじめられている本人からの聞き取り調査は行いません。

ただ本人からの聞き取り調査は、後々のいじめ調査をスムーズに進行させるために非常に重要です。どこでいじめられているのか、どのようないじめか、などを把握しておくと、どのような機材を使えば良いか、調査員はどのように配置するべきかなどを計画できます。

もしもお子様からの聞き取りを拒否された場合、「現在何が起こっているのか?」ということから調査しなければなりません。まずはお子様の1日の行動習慣を把握し、その後どこでいじめられているのかなどを調査します。1日の行動習慣を把握するために3日程度かかるため、いじめの証拠発見までに時間がかかってしまいます。

学校内でのいじめのケース

学校に相談が最優先

多くのいじめの発端は学校です。最近のいじめによる自殺というニュースも、ほとんどが学校でのいじめが原因です。あなたのお子様も学校でいじめられているのではないか、と薄々認識はしているのかもしれません。その際に、学校は何もできないから探偵にまずお願いして、証拠を集めてもらおうとする方がいます。

しかし全ての学校が証拠がなければ対応しないわけではありません。本来学校は教育機関なので、いじめは先生たちによって解決はするはずなのです。ただ本気で対応しようとしないことが原因で、いじめを解決できないのです。ですから、まずはあなたの子供の学校にいじめ解決をお願いしてみましょう。そこで学校が本気で解決してくれたならば、一件落着ですし、でなければ探偵に相談しなければなりません。

「まず学校に相談する」というステップはほとんどの探偵で行うステップです。ですので、怖くてもまずは学校に相談してみましょう。

いじめの証拠の集め方

学校内は基本的に部外者は立ち入り禁止です。参観日などは部外者でも容易には入れますが、そうでなければ校内に入ることはできません。もし入って見つからなかったとしても、不法侵入として法に触れるので、探偵の調査員は決して立ち入りません。探偵は決して犯罪は犯しません。法に触れないように調査を行なっていきます。

学校内でのいじめの種類はたくさんあります。そのいじめによってどのような手法を取るかは異なります。しかし、学校内での証拠の取り方は大きく分けて2種類です。

録音・録画による証拠

学校内でのいじめは調査員が尾行できないため、いじめられる本人が証拠を取らなければなりません。この手法は、子供も探偵による調査を承諾している場合のみ使います。最近はペン型や時計型のカメラや、ICレコーダーがあります。それらを使っていじめ現場を把握します。

この録画や録音の手法についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、ご覧ください。

いじめ解決に有効な証拠の順位と集め方

友達への聞き取り調査

親御さん独断での探偵への依頼の場合、お子様には秘密で調査を行わなければなりません。ということは、先ほどのいじめられっ子本人による「録音・録画」は不可能となります。そこで別の手法として友達からの証言を証拠とします。

その中で親御さんには「普段お子様と仲の良い友達」のリストを作ってもらいます。そしてそのリストにあるお宅に伺って、お話を聞いていきます。しかし、この友達リストもなかなか作れないのが現実です。親御さんはAちゃんとは仲が良いと思っていても、A子ちゃんは「会えば挨拶するくらいの仲」でしかなかったなどはよくあることです。

そこであなたのお子様の身辺調査を始めます。普段誰と帰っていて、仲が良いのは誰で、どのようなルートで帰るのかなどです。その中から暴きだされた仲の良い子の家へ伺って、お話をしてもらいます。ただこの時点で、友達(第三者)の証言は証拠として成立しません。そこで得た話を元に、学校外でのいじめについてを調査していきます。

学校外でのいじめ調査

先ほどは学校内での話でした。しかし大抵のいじめは学校内では終わりません。当然学校外でもいじめは続きます。探偵のいじめ調査の出番はこの「学校外でのいじめ」の時間帯なのです。ここでのいじめ場所は学校外なので、探偵の調査員も容易に身動きをとることができます。

ではどのような流れで調査して行くのでしょうか?

尾行調査

尾行調査は先ほど、学校内でのいじめ調査で2つ目にお話しした「友達への聞き取り調査」と似ています。いじめられっ子の1日の行動ルート、誰と帰るのかなどを明確にします。その中でどのような場所でいじめられているのかを把握します。これは平日の学校帰りだけではなく、友達と遊ぶ休日も同じことを行います。休日の方が平日より陰湿ないじめを受けている可能性が高いからです。

隠しカメラ・録音

尾行調査の中で、特定の場所を行き来している場合、もしくはいじめ現場を特定できた場合は、その場所に隠しカメラをセットします。そして動かぬ証拠をつかみます。また、自転車などでの移動中にいじめを受ける場合もあります。その場合はマグネット式ICレコーダーを自転車に取り付けます。そうすることで相手に気づかれることなく、鮮明な音声をとることが可能となります。

また徒歩での移動の場合や、場所を絞らずありとあらゆる場所での犯行の場合は、調査員がカメラを手にして尾行しながら撮影します。

非常事態に備えて

また多くの場合、予期せぬ非常事態に備えて調査員2人で調査を行います。例えば援助交際に巻き込まれてラブホに入ったとします。その際にラブホの部屋のドアを開けた瞬間に取り押さえて事情聴取できるにしておかなければなりません。1人は事情聴取をする役、もう一人はその様子、内容を記録に残すために撮影しておく焼くといいた具合です。

このような危険な場所でのいじめは後が経ちません。ビール瓶で殴られかけることもあれば、援助交際させられる場合もあります。命を絶つ寸前のいじめはあなたの想像以上に多いために、「もしも」に備えて2人体制で調査に臨みます。

報告書の受け取り

このような一連の調査を経て、探偵からいじめ調査報告書というものを受け取ります。これには身辺調査で行ったいじめっ子の自宅、電話番号、家族構成などからいじめ内容、音声、動画データなど証拠となりうるものすべてが含まれています。

一度探偵に調査願いをした方ならわかると思いますが、このような情報をいかにして調査したのか?と思うような詳しい情報も事細かに書かれています。おそらく初めて調査をお願いするあなたなら、その情報の詳細さに驚くことでしょう。

このような報告書を受け取ったからといっていじめは終わりではありません。その資料をもとに、いじめを解決しなければなりません。探偵のいじめ調査の次のステップは「いじめ解決」です。

探偵はいじめ解決に介入しない

報告書を受け取り、ひと段落ついたところですが、一つだけ落とし穴があります。「探偵はいじめ解決までしてくれない」という事実です。いじめ解決の手法としては、親同士での話し合い、学校に相談するなど様々です。

しかし、これらのステップには探偵の本業である「調査、捜索」は一切ありません。ただの相談にすぎません。ですので、探偵事務所からするとお金をいただくことができないのです。調査員を派遣していなければ、調査もしていません。何を根拠にお金をいただけば良いかも分かりませんし、相談のプロでもありません。

このような理由から探偵は介入してくれないので、自力での解決を目指さなければなりません。ただ証拠があれば、多くの大人や機関は動きます。それでも誰かに頼りたいのであれば、弁護士に頼ることをお勧めします。弁護士は交渉のプロですので、何らかの形でいじめ解決、もしくは交渉を行ってくれるでしょう。

まとめ

なかなか公に公表されない「探偵」の職業内容ですが、この記事を読んである程度どのような調査を行うのかイメージがついたと思います。今回のような調査はあなた個人でできるかもしれません。しかし子供も頭が良いので、相手の親などの知っている顔の前ではいじめ行為は行いません。知らない人ばかりだからいじめを行うのです。

このような観点で言うと、探偵調査員は知らない人です。だからこそ急接近して証拠を抑えることが可能となるのです。探偵だからできること、個人でもできること、それぞれを見極めていじめ解決への一歩を踏み出してみてください。